カワセミのホバリングで考える飛行機と野鳥の進化
久しぶりにカワセミのホバリングを撮影した。近所の池のカワセミはダイレクトに池に飛び込むことが多くて、なかなかホバリングをしてくれないこともあり、1枚でもホバリングを撮れると嬉しくなる。
このホバリングで思い出すのが、ヘリコプターではなくて、漫画の攻殻機動隊に登場する輸送機である。いわゆるティルトローターと呼ばれ、飛行機のプロペラが前方向になって飛んだり、プロペラが上方向に向いてその場で浮いたりすることのできる飛行機だ。ティルトローターのプロペラの傾け方に比べると、カワセミの翼の動きは芸術的ともいえる。翼を微妙に傾けながら羽ばたくだけで、高速に飛んだり、池に飛び込んだり、ときにホバリングしたり、池から魚を咥えて飛び出したりできる。
鳥を見ながら飛ぶことを夢見た人類は飛行機を発明したけど、鳥の動きにはまだまだ追いついていない。機械には真似できない生物の進化といえる。今話題のオスプレイはその機械の中でもまだまだ進化が足りないのだろう。もっともオスプレイ(英語でosprey)はミサゴを意味するので、鳥というよりも猛禽の意味に近いのかもしれないな。
いざ降下して
まっしぐらに池にダイビングする。
枝につかまるときは、翼で上手にブレーキをかけ、
バランスをとりながら着枝する。さすがにまだ機械では難しい。
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