アオジもナルシストなのか?
裏山の水場にはアオジがよく登場するようになった。水は山から少しずつ湧き出ているが、その水面にアオジが自分の顔を映してうっとりしているように見えるのがこの写真だ。
森のナルシストといえばキビタキである。キビタキの英語は Narcissus Flycatcherで、ギリシャ神話の「ナルキッソス」は水面に映る自分の美貌に魅せられて水仙になってしまった。アオジはお世辞にも美少年には見えないが、水面に映った自分の姿をどう思っているのだろう。そもそも野鳥は自分の姿という意識があるのだろうか。他のアオジが自分の仲間であるというのを姿かたちで判別するのであれば、ちゃんと意識があるに違いない。だた、それが美しいのかどうかという話になると、人間の勝手な話になることだけは確かだ。
ヤマシギは擬態の名人
乱視になったこともあり、擬態名人の野鳥探しには苦労する。タシギはまだ水場にいるので、少し動くと分かるのであるが、ヤマシギとなるとまったく分からない。「ほら、2段目の緑のブッシュの右側だよ」と教えてくれるのであるが、双眼鏡で見ても遠くにいるヤマシギの擬態にはお手上げだ。
ただ、常連のカメラマンはヤマシギの生態を熟知しているので、その方たちの動きを追うことで何とかフォローできる。コンピュータの画像認識はディープラーニングのおかげで格段と進歩したけど、周りの人の知恵を借りるというAI(人工知能)はまだない。助け合い?こそが人間の本質だ。この日も皆さんに教えられ、ようやく15mくらいまで来たので私でも分かるようになった。
水場の溶け込むタシギの擬態
車で30分のところに野鳥のために作られたような立派な公園がある。いろんな野鳥がいるというので初めて行ってみた。水車小屋のそばでたくさんのカメラマンが大きなレンズを構えてヤマシギやタシギを狙っていた。
よく野鳥がどこにいるのかを他人に教えるとき、「緑の大きな木の下から2番目くらいの右の枝の真ん中にオレンジ色が見えるでしょう・・・」なんて言うことがある。でもタシギもヤマシギも初めてだったのであるが、なかなか人も教えるのが難しい。というのも、ヤマシギやタシギは体が枯れ草の色や模様と同じで周囲に溶け込んでしまう擬態の名人だったからだ。
昨年2月に近所でイソシギの写真を撮ったのであるが、シギといえばそのイメージが強かった。ところが、口ばしは長いのは同じであるが、ヤマシギやタシギはイソシギと全く違う。周囲にとけこむカメレオンのようだ。最近は乱視になってしまい、余計判別ができなくなった。水場にいたタシギは、乱視の私でもまだヤマシギよりは判別しやすかった。
鉄道模型ですが、スイスの氷河急行とベルニナ急行
カワセミ撮影が楽しいのは、いつまでたっても・・・
今日は黒いジーパンの日だ。先日投稿したジンクス通りで、今日はカワセミ魚獲りのピントがよく合った・・・というのは嘘で、今日は朝から曇り空だったので、明るい箇所にオートフォーカスのピントをとられなかったためである。おかげで魚獲りの70%くらいは撮影成功だった。
でも、ホバリングがなかなかうまく撮れていない。今いる池のカワセミがホバリングをほとんどしないのが最大の理由である。たまに高い銀杏の木からダイビングするときに1秒にも満たないホバリングをすることがある。今日はピントが合ったと思ったら降下し始めた。ただ、ホバリングに気をとられると、肝心の魚獲りの写真を撮れなくなる。二兎追うものは一兎も追えず。まだまだ腕を磨かないといけない。だからカワセミ撮影が楽しいのである。
池は凍るし、魚は小さいし、カワセミくんは大変
カワセミ魚獲りの変なジンクス?
本日はメス・アローン
オナガガモの飛び食いは人間社会の戒め
よく魚獲りをする日だけど、それには理由がある
今日は朝から快晴。午後から池に行くと、昨日いたオス2(下口ばしの根元が少しオレンジ色)ではなく、オス1(下口ばしが真っ黒)だと思われるカワセミをメスが追いかけていた。午後1時から4時までほとんど追いかけていて、その合間をぬってメスが魚獲りをしていた。とはいえ、追いかけてお腹が空くのかどうか分からないが、今日は魚獲りの頻度がいつもより高い。
ちなみに、今日は現れなかったオス2は相手になろうと思ってメスが追いかけていると思われる。でも、オス1の場合はメスが追い出したいと追いかけていると思われる。オス1とオス2とメスの三角関係の行方はどうなるか。
魚獲り成功
魚獲り成功
魚獲り成功
魚獲り失敗
下口ばしが真っ黒なオス1(だと思われる)
魚獲り成功