水場の溶け込むタシギの擬態
車で30分のところに野鳥のために作られたような立派な公園がある。いろんな野鳥がいるというので初めて行ってみた。水車小屋のそばでたくさんのカメラマンが大きなレンズを構えてヤマシギやタシギを狙っていた。
よく野鳥がどこにいるのかを他人に教えるとき、「緑の大きな木の下から2番目くらいの右の枝の真ん中にオレンジ色が見えるでしょう・・・」なんて言うことがある。でもタシギもヤマシギも初めてだったのであるが、なかなか人も教えるのが難しい。というのも、ヤマシギやタシギは体が枯れ草の色や模様と同じで周囲に溶け込んでしまう擬態の名人だったからだ。
昨年2月に近所でイソシギの写真を撮ったのであるが、シギといえばそのイメージが強かった。ところが、口ばしは長いのは同じであるが、ヤマシギやタシギはイソシギと全く違う。周囲にとけこむカメレオンのようだ。最近は乱視になってしまい、余計判別ができなくなった。水場にいたタシギは、乱視の私でもまだヤマシギよりは判別しやすかった。