なぜかカワセミのホバリング三昧の日々
カワセミのホバリング撮影が難しいと投稿したのは10日前だった。そのときは高い銀杏の木から池によく飛び込んだのだけど、このところ飛び込む木がもう少し低い柳の木に変わり、ホバリングする高さも低くなった。そのため、ピントを合いやすい背景に変わったことで、ホバリング撮影の成功確率が高くなった。ただ、魚獲りの確率が低いのは同じで、ホバリングしても迷いながら飛び込まず、元の木に戻るのは同じだ。そのために何度もホバリング撮影ができる。ホバリング三昧の日々になった。
まずはオスのホバリングだ。ホバリングが何度も撮れるようになると、ちょっとやってみたくなるのが羽のブレだ。いつもは1/1600の高速シャッターで撮影しているけど、速度を1/400くらいにすると、カワセミの胴体は停止して羽が少し動く感じになる。3番子が登場する9月上旬まで、まだまだホバリング撮影に挑戦できそうだ。
1/400秒なので、胴体は静止しているけど羽が少しブレている。
ホバリングをうまく撮れないことが楽しい!
3番子の誕生で魚獲りの頻度が増えるだけでなく、ホバリングの回数も増えた。ここ1年は滅多にホバリングをやらなかったのに、なぜだろうか?理由は分からないが、ホバリング写真を撮れるチャンスが増えたことはとても嬉しい限りだ。
とはいえ、池の上でホバリングをすると、背景が明るかったりして背景にピントをとられてしまい、肝心のカワセミのピントが合わない。高い銀杏の木からダイビングするのであるが、どこでホバリングするのか分からないので、照準器で位置を定めてファインダーをのぞくまで時間がかかり、その間にホバリングが終わってしまうことも多い。
なかなかホバリングを撮るのは難しいのであるが、それがカワセミ撮影の面白さでもある。このところカワセミの魚獲りが成功する確率は少ないのであるが、ホバリング写真の成功確率はそれよりも低い。まだまだ工夫が必要だけど、それを考えるのは楽しいことだ。
ホバリングをしながら狙いをつける。このカワセミの姿が美しい。
①ホバリングをしていたが、
②なんか違うかな、と思い
③あきらめて、元の銀杏の木に戻る。
1週間で1年分のカワセミの魚獲りを撮影した気分
近所の池のこの1年間といえば、メスのボスとオスの2羽が居ついたのであるが、どこか他の場所で魚を獲っているのか分からないが、目の前の魚獲りがほとんどなく、私たちも他の場所に遠征することが多かった。ところが、3番子の餌運びのおかげで、魚獲りが成功するか否かに関わらず5分おきくらいに魚獲りにチャレンジしてくれる。撮影者の方も休んでいる暇がない。1週間で1年分の魚獲りを撮影している気分である。嬉しい悲鳴というのはこのことを言うのだろう。
前回の投稿のアニメーションだとよく分からないので、魚獲りの連続写真をアップしたいと思う。ちょうど入り江だったので、入り江の奥の方向にダイビングして魚を捕え(①②)、もう一度体を沈めてから(③)池から勢いよく飛び出して(④)方向転換してくれたおかげで、斜め横のカッコいい魚獲りの写真(⑤)を撮ることができた。空中に水飛沫の輪ができている!
① ダイビングして魚をとらえ
②
③ 体を沈めて
④ 勢いをつけて飛び出す
Re⑤ ちょっと方向転換して斜め横からパチリ!
3番子の誕生!?頑張るカワセミ夫婦
ChatGPTにカワセミが水浴びする理由を聞いてみた
毎日猛暑日が続いて子供でなくても水浴びをしたくなる。その昔はビニールプールに水を入れて子供たちと一緒にパチャパチャやったものだけど、あまりの暑さに熱中症になるのも怖い。
2.体温調節: 暑い日に水浴びをすることで、体温を下げることができます。水に浸かることで体温が下がり、涼しさを感じることができます。
4.行動のリラックス: 水辺の環境はカワセミにとって居心地が良い場所です。水浴びはリラックスしたり、自然な行動パターンを楽しむために行うこともあるかもしれません。
1は納得できる。2は冬でも水浴びをするのでどうなのか。3は巣から戻ってきて水浴びしてから魚獲りを始めることがあるので、これもあるだろう。4は捕食のためのテリトリーだから、これは疑問である。ChatGPTを仕事に使うのはいいけど、もし日ごろからカワセミの観察をしていなかったら、この回答を鵜呑みにしてしまうかもしれない。
人間がシャワーを浴びるのは1だし、3はないけど、人と会う前にシャワーを浴びたりするのはこれにあたるかもしれない。人間の場合をChatGPTに聞いてみると、6つも理由が出てきたけど、人と会う前のエチケットというのは出て来なかった。それにしても2をしたい季節である。