連休最終日はカワセミ魚獲りの長い待ち時間
マユミの実を落として、ポカっと口をあいたメジロ(アニメーション)
裏山の広場にマユミの木がある。12月頃になるとピンク色の実がなり、熟すと中から真っ赤な種が出てくる。その種を食べにメジロの群れがやってくる。ただ、マユミの木は広場の真ん中にあるので、猛禽類に襲われる心配もあり、1~2分間だけ騒がしく食べてからすぐに去ってゆく。
真っ赤な種を口にしたのはいいけど、下を向いていたためか、種を落としてしまってポカっと口をあけたメジロを偶然とらえた。人間も何か失敗した時にポカっと口をあけて「あっ~」とため息まじりの小さな声を出すけど、メジロも同じなんだ!と、もちろん想像だけど、何だか楽しくなる。写真には種の落ちるところは残念ながら写っていないけど、種を食べるところから連続写真をつなげてアニメーションにしてみた。
満腹で満足顔のメジロ。
新春 初「魚獲り」撮り
カシラダカで思う「実るほど頭を垂れる稲穂かな」
鼻っ柱の強い若造の頃に「実るほど頭を垂れる稲穂かな」と教え諭されたものだ。稲の穂は実が入ると重くなって垂れ下がってくるのと同じで、学や徳を積むと人間だんだん謙虚になるものだ、ということだ。謙虚になると多くの人から知恵を授けられ、さらに学や徳が深まっていく。
偉くなったり有名になったりすると、周りの人がお世辞ばかり言って、なかなか本当のことを言ってくれなくなるものだ。だから謙虚に人と接しないと、自分の悪いところや真に良いところも分からずじまいということになる。
なんでこんな話になるかというと、今日はカシラダカ(頭高)の群れに出会ったからだ。カシラダカはその名の通り、頭の羽(冠羽)が立っていて威厳があるように見える。人間だと内面の話ではなく、外向きの肩書のように、前述の偉いとか有名といったところかもしれない。お正月くらいは煩悩まみれの自分の姿に気づいて頭を垂れないといけないな、と思ったしだいである。
頭の毛が立っていて他の鳥に比べるとある種の威厳を感じるけど、リーゼントカットだと思うとチャラい?とも思える。
カシラダカと一緒にいたアオジを見ていると、坊主頭に見えてくるから不思議だ。