陽明海運のコンテナ船から「気品の泉源」を考える
今日も夕刻、東京湾が見える丘に行くと、陽明海運(YANG MING)のコンテナ船が夕陽に照らさせて、日本製鉄君津製鉄所をバックに浦賀水道に向かっていた。陽明という名前は陽明学から来ているそうだ。
陽明学といえば、NHK大河ドラマ「青天を衝け」に登場した水戸学を連想してしまう。まずは知識があって行動が伴うではなくて、知識と行動は切っても切れない関係で、実践や体験に伴う知識も大事だということだ。福沢諭吉の教えに、「実学」と「気品の泉源」というのがあるが、実践を重んじるとともに、智徳だけでなく人格が大事だということだ。指導者たるものこの気品をそなえていないといけない。菅総理は実践重視の仕事人で、批判はあるようだが、1年という短い期間でかなりのことを実践したと思う。気品のほどはよく知らないけど、次の総理は是非とも気品の泉源であって欲しいものだ。