親の心 子知らず ツバメの場合
40年前のことだけど、仕事帰りに「鳥の巣」という名の飲み屋によく通っていた。野鳥趣味では、鳥の巣に近づくと鳥が警戒してストレスになると、日本野鳥の会の人から聞いていたので、私の掟として巣には近づかないことにしている。そのため、親が子に給餌する姿を撮る機会がほとんどなかった。
だからといって、いつも親が餌を与えるわけではなく、自分で獲りなさいと言わんばかりに、近くを通りすぎるだけのことも多い。早く巣立って欲しいということだと思うけど、子の餌のねだり方が凄まじい。親の心子知らずとはいうが、巣の中から生存競争している野鳥ならではの姿かもしれない。
ちなみに、鳥の巣という飲み屋はまだ健在のようだ。久しぶりにこっちの巣には行ってみるかな。
大きな口をあけて凄まじいねだり方だ。