初めて見たカワセミ同士のにらみ合い(含 アニメーション)
近所の池が近頃騒がしい。2羽のオスのカワセミが一緒にいたと思うと、追いかけて追い出したり、また魚を咥えてもどってきては藪の中に隠れたりしている。
今日はカワセミ同士のにらみ合いなるものを初めてみることができた。しかも公衆の面前でにらみ合うこと15分と、いつものカワセミの行動としては異例の長時間だ。もともと池の主はメスのカワセミだったけど、最近は姿を見ない。どうしたのか心配なのであるが、それはそれとして、一緒にいることもあるので、このオスの2羽はもしかすると親子なのかもしれない。親子がにらみ合い、といっても声も発せずに互いに口ばしをつきだしながら、「ここは俺のテリトリーだから、お前が出て行け!」と言わんばかりである。
他人事ながら、これからどのような展開になるのか楽しみだ。
右の子らしきカワセミが飛んで逃げたので、勝ったぞ!とおたけびをあげる親カワセミ
と思いきや、また戻ってきて・・・
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北海道でなくても可愛いエナガの幼鳥
北海道のアイドル的な野鳥というとシマエナガの話になる。頭が白いので、雪の中だと真っ白な雪の妖精が宙を舞っているように見えてしまう。北海道では身近な野鳥だ。
もちろん、横浜でもエナガの群れによく出会うし、頭は真っ白ではないけど、もこもこ頭にクリクリ目の可愛さは同じだ。そしてこの時期になると幼鳥が群れの中に登場する。成鳥の背中は少しピンク色だけど、幼鳥は茶色っぽい。特徴的なのが目の周り(アイリング)で幼鳥は赤い。写真でよくみると、赤から少し成長して黄色っぽくなった幼鳥もいる。ちょこちょこ動いてなかなか写真を撮りずらいのだけど、可愛い一群に会うのもこの梅雨の合間の楽しみに一つだ。
成鳥になると背中がピンク色っぽくなる。
黒い白星!初のクロツグミ
梅雨時に映える紫陽花と久しぶりのカワセミ礼讃!
カワセミ礼讃といいながら、カワセミの出て来ない日々が続いている。5月の終りにカワセミの子供たちを見かけたのであるが、あれからすぐに子供たちもいなくなり、親のカワセミも姿を見せなくなってしまったからだ。その間に北海道でキビタキを撮ったりして、少々ご無沙汰のカワセミだった。
満開の紫陽花でも見に行くか、と久しぶりに池に行くと、メスのカワセミがいた。橋の下の見えない場所で魚を捕まえて、これも藪の中に入って見えないところで魚を食べている。食べ終わると水浴びで出ては来るが、すぐに藪の中に引っ込んでしまう。そんなに隠れなくてもいいのに、と思いながら、まあ無事に暮らしていることだけでも満足である。いつでも会える日が来るといいな。
梅雨時の鬱陶しさを癒してくれる青紫が美しいガクアジサイ。
淡いピンクのガクアジサイも美しい。
食事のあとは水浴び。
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ノムラモミジとアオジの囀り
アオジといえば、横浜では冬にお目にかかる鳥である。鳴き声はといえばツンツンという低い声しか聴いたことがない。今の時期に北海道に行くと、アオジの美しい囀りが聞こえる(写真で囀りが聴こえないのが残念)。その囀りを文字で表現しようにも複雑すぎて手に負えない。ネットのBIRD FANによれば、「チョッピンチロロ、チーチョロリリリー」と鳴いているというが、文字では表現できないほど繊細で美しい。
千歳にある自然公園で聴いたこの声の主を探すと、赤いモミジの枝で鳴いていた。普通はイロハモミジといって秋に紅葉するのに、この公園のモミジはもう赤い。調べるとノムラモミジというそうだ。アオジとモミジを一緒に撮ると晩秋の雰囲気であるが、今は初夏である。他にも巣から顔を出すシジュウカラや餌をついばむコゲラなど、今にも雨が降りそうだ天気だったけど、季節を超えて気持ちのいい時間を過ごすことができた。
巣から顔を出すシジュウカラ
餌をついばむコゲラ
温泉とキビタキの素晴らしい組み合わせ
梅雨のないはずの北海道なのに、渡道中の天気はずっと雨だった。ただ、一時的にやんで晴れ間がでることもあるので、スマホで雨雲レーダーを確かめる。毎日、朝から車で野鳥のいそうな自然公園に出かけるのであるが、残念ながら雨はやんでくれない。
でも、野鳥はダメでも日本各地には素晴らしい温泉がある。北海道後志地方の共和町にはワイス温泉、ニセコ町は五色温泉、蘭越町は雪秩父温泉、幽泉閣、黄金温泉、黒松内町には黒松内温泉などなど。ということで、雨が降るといつも温泉に入ることにしている。温泉で雨があがるまで待つのだ。スマホを見ると午後1時から晴れ間が出るという。温泉でゆっくりと昼ご飯を食べながら待っていると、外はだんだん明るくなってきた。さあ、ようやくカメラの出番だ。
ということで撮影したのが、このキビタキである。可愛らしいメスのキビタキもいる。さっと飛んで行ったかと思うと、小さなアオムシをつかまえた。美しい声でよく鳴いている。ほんの1時間くらいだったけど、キビタキと楽しい時間を過ごすことができた。温泉とキビタキ。素晴らしい組み合わせだと思う。
北海道の後志はキビタキ天国
週末に北海道の後志(しりべし)地方に行ってきた。山の中を車で移動していると、どこからでもキビタキの鳴き声が聞こえる。ここはキビタキの天国に違いない。例年よりも数が多い気がする。ただ、週末は寒くて雨ばかりの日だったが、早朝や昼間の晴れ間にキビタキにお目にかかることができた。
いつもお世話になっているMさんは山小屋に住んでいる。Mさんの庭にあたるのが広大な森なのであるが、Mさんでさえ足を踏み入れたこともない場所がほとんどだ。伐採した木を運ぶために小さな道を作ったのだけど、その道沿いのほんの少しだけが私の撮影場所である。雨でなければ早朝から三脚を持って出かける。夕方もねらい目だ。森の中で3か所くらいでキビタキが鳴いている。たまにメスも出てくる。オオルリやアカゲラもいる。自分の庭がこんな場所だったら・・・キビタキもだけど、野鳥ファンにとってもここは天国だ。
夕方の青空をバックにキビタキが餌をさがしている。
森の別の場所。最初のキビタキとは個体の違う。
最初のキビタキとペアになっていると思われるメスのキビタキ。
バックの青葉の模様が美しい。
高い木の上にオオルリもいた。もっとも鳴いていないので、見つけるのがとても難しい。