朝はルリビタキ、昼はウグイス、夕はカワセミの日曜日
尻上がりのカワセミ魚獲り
5年ぶりのキセキレイ
紅白揃い踏み!
といっても梅のことではなく、アカハラとシロハラである。雨が降らない日が続いているからか、普段は水場に来ない冬の野鳥が集まってくる。しばらく前から裏山の水場にシロハラが来るようになったので、久しぶりにアカハラが登場して興奮してしまった。まさに紅白揃い踏み!
アカハラと聞くと、最近ではアカデミック・ハラスメントを連想してしまう。「俺(教授)の言うことを聞かないと、(学生に)博士号をとらせないぞ!」なんていうのが典型的なアカハラであるが、もしかすると野鳥のアカハラを見つけるよりも、アカハラ先生を見つける方が易しかったりして。
水場に登場したアカハラ。
しばらく前からよく来るようになったシロハラ。
木の実を食べようとしているアカハラ。この後落としてしまうけど。
カワセミの水浴びを考える
近所の池にいるカワセミは、池で魚を捕まえてお気に入りの枝に戻ってくる。そこで魚を食べて、食べ終わるとよく水浴びをするのであるが、2度続けて同じところに飛び込まないことが多い。左の次は右に飛び込み、次は後ろを向いて飛びこむ。
「なぜ、2度続けて同じところに飛び込まないのか?」その理由を考えてみた。
その1.体のどこかをよく洗いたいから。でも、水に対して飛び込むのはいつも同じ方向なので、この説は棄却される。
その2.戻るときは異なる方向になるので、いろいろな方向に戻れる訓練をしているから。これは一理あると思う。というのは敵がどこから攻めてくるか分からないので、いろいろな方向転換が必要になるかもしれない。
その3.いつも同じ場所に飛び込んでいると敵に狙われやすいから。これがもっとも理にかなっていると思う。撮影する立場からすると、同じところにいつも飛び込むとそこに照準を合わせておけばいいから撮影が楽だ。これはカワセミを襲う敵からしても同じことが言える。だからカワセミの本能として、2度続けて同じ場所に飛び込まないのだろう。もちろん、同じ場所に飛び込むこともあるけど、それはランダムに飛び込んでいるひとつだと思う。あるいは安心しきっているのか。その2の訓練も敵に備えるためということでは同じだ。