隙間で餌取りするカワラヒワ
近所のスポーツグラウンドはサッカーや野球をやる人たちでいっぱいだ。その隙間を見つけ、グラウンドの芝生の中で餌をついばんでいるのがカワラヒワの群れである。ちょっとでもボールが来ると、さっと飛び立ち、グラウンドの周りにある松の木に一斉にとまる。見張り役なのだろうか、松の枝のてっぺんにとまってグラウンドを眺めている。しばらくすると、松の木から数羽がグラウンドの隙間を見つけて降り立つと、他のカワラヒワも再びその場所に一斉に降りてくる。
グラウンドには広いラインがひかれているが、さすがに石灰の上で口ばしをつついてはいない。ボールが飛び交い、人も走ってくる中で、隙間を見つけて集団で餌を探す。そんなカワラヒワを見ていると、安心して餌を食べられる聖域を作ってあげたくなる。