初めての深遠なミヤマカケス
清流の森でオオルリを眺めていたら、突然頭上で「ガァ!」という鳴き声がした。ニセコ周辺ではカラスはあまり見ないと思いつつ見上げると、羽を大きく広げて鳩ぐらいの大きさの鳥が飛んでいた。高い木の枝にとまった姿を写真に撮って調べてみるとミヤマカケスだった。羽に青と白と黒の模様があり、鳴き声とは裏腹にとても美しい姿だった。
5年前に北京の清華大学に滞在していたことがあるが、キャンパスにたくさんのカササギがいた。このカササギもカラスのような鳴き声だけど、羽をひろげると白と黒と青の配色がとても美しい。とはいえ、ミヤマカケスのミヤマは深山のことだけあって、その模様と配色に深遠さを感じてしまう。
高い木の上で虫を食べているミヤマカケス。