凛々しい姿にうっとり!久しぶりのヒレンジャク
数日前から近くにヒレンジャクが来ているということで、快晴の日曜日にちょっとだけ出会いを期待していた。夕方になりヒーヒーと小さな声が聞こえたと思ったら、10羽のヒレンジャクの群れが欅の木に飛んできた。宿木が目当てのようだ。ちょうどカラスが巣を作っているのでヒレンジャクを追い出そうとするが、ヒレンジャクもしぶとい。宿木の実を食べて水を飲み、夕陽を見ながら羽を休め、陽が沈むとともに山に消えていった。ちょうど2年ぶりのヒレンジャクの登場だった。
実を食べる姿はメジロを連想させる。
夕陽に輝く茶色の目が美しい。
喉が渇くと水を飲みに降りてくる。
宿木の実も食べて陽も落ちる頃だし、そろそろ山に帰るか、と考えているのかな。
水場の常連になって欲しいエナガたち
プールで遊ぶ”超”可愛いシジュウカラの幼鳥
文化の日にメジロ押しを考える
人間の世界では緊急事態宣言が解除され、普段の生活に戻りつつある・・・とはまだ言い難いけど、メジロの世界を見ていると、これが人間にとっても普段の生活なんだな、と思えてしまう。たくさんのメジロたちが集まって、親鳥も若鳥も一緒にピチャピチャと水浴びしている。群れをなし危険を回避しながら餌を見つけて生活する。
人間の世界ではコロナのせいでひとりぼっちが増えてきた。家族を大事にしもっと他人を頼って生きていくことも大切だ。野鳥を観察していると、生物としての振る舞いを勉強させられることが多い。必要以上の餌を食べないし、子離れも親離れもシャープだ。群れるという言葉はあまりいい意味では使われないけど、人間の世界では人びとが互いに支え合うという意味になるだろう。そのためには社会の信頼が大事だな・・・なんて、衆議院選挙後のメジロ押しを見ていて考えてしまう文化の日だ。
快晴の日曜日にオナガの群れが
今日は久しぶりの快晴の日曜日。「ギューギュー」(と聞こえた)と鳴いているオナガの群れが木の実を食べにカワセミの池に来ていた。カラスやヒヨドリも負けじと大きな声で鳴いている。ハトはオナガが食べている木の中に飛び込んでオナガを追い出した。池の上では、若いオスのカワセミと元々の主であるメスのカワセミが追いかけっこをしている。カワセミの池のまわりには紅の彼岸花が満開で、それを愛でるたくさんの人がカメラを構えている。
落ち着かない日曜の夕方だったけど、ステイホームの静けさより、たくさん刺激にある方がやっぱりいいな、と思うのであった。
カワセミがいつも休んでいる枝にとまって。
子育てで疲れたのか、羽がかなり乱れているな。
夕陽に照らされて食事中の休憩。