カワセミの子供たちが魚の奪い合いを始める(アニメーション)
自分で魚を獲れないカワセミの子が増えてくると、親の給餌を待つ子も増えてくる。親は順番に魚を与えていると思うけど、子にしてみれば、まだ自分の番が来ないのかと、親にねだったり、給餌された他の子から魚を奪い取ろうとする。大人になってもカワセミは餌場を確保するためにテリトリを守って侵入者と争うけど、生まれた時からその争いが始まっている。
平和な日本の穏健な人たちの中で育った自分がもしカワセミだったら、絶対にこの争いには勝てないだろう。人間の病気の多くはストレスが一つの要因というけど、カワセミのような生物も争いのストレスで寿命が縮まるのかもしれない。
最初のアニメーションは親が子に給餌をしていると、他の子が魚を寄こせと言わんばかりの勢いで飛んで来る。次のアニメーションは、結局魚を最初の子供にあげたけど、他の子の勢いがすごくて、親が魚を給餌しながら逃げ出す。いつもながらの凄い世界だ!

親が戻って来たけど、まだ子供同士で争っている。
これは別の給餌の場面。
同じように他の子が飛んできて邪魔をする。
そして、親が逃げ出す・・・
カワセミの2番子たちが登場!!
5月27日に2年ぶりに登場したカワセミの子供たちを投稿した。あれから約50日で近所の池に2番子が登場した。前回は自分で魚を獲れる子もいて、数日滞在していなくなってしまったけど、今回は魚を獲れる子がおらず、もっぱら餌の魚は親頼みのようだ。
それにしても暑い。今日の気温は体温に近い。カワセミの子供たちも暑いらしく、藪の中の日陰にこもってなかなか姿を現わさない。それでも親が魚を持ってくると、子供たちが集まってくる。子供たちは5羽いるそうだけど、まだ一緒にいるところは4羽までしか確認できていない。親が魚を運んで来ると、最初は口をあけて魚を欲しがるけど、順番に給餌していることが分かって、給餌される子以外はだんだんと離れていく。魚をもらってお腹がいっぱいの子は我関せずの状態だ。その様子が面白い。
この暑さでなかなか観察するのは大変だけど、親離れするまでちょっと楽しめそうだ。
自分にくれないと分かると口をとじる。一番右にいる子はお腹がいっぱいなのか、我関せず。
なかなか魚をくれないが、その間に他の2羽の子が離れていく。
ようやく魚をもらって満足そう。さあどうやって食べるかな。
それにしても、子供たちのお腹はまだまだ黒ずんでいる。少しオレンジ色になったら親離れといったところかな。
親の心 子知らず ツバメの場合
40年前のことだけど、仕事帰りに「鳥の巣」という名の飲み屋によく通っていた。野鳥趣味では、鳥の巣に近づくと鳥が警戒してストレスになると、日本野鳥の会の人から聞いていたので、私の掟として巣には近づかないことにしている。そのため、親が子に給餌する姿を撮る機会がほとんどなかった。
だからといって、いつも親が餌を与えるわけではなく、自分で獲りなさいと言わんばかりに、近くを通りすぎるだけのことも多い。早く巣立って欲しいということだと思うけど、子の餌のねだり方が凄まじい。親の心子知らずとはいうが、巣の中から生存競争している野鳥ならではの姿かもしれない。
ちなみに、鳥の巣という飲み屋はまだ健在のようだ。久しぶりにこっちの巣には行ってみるかな。
大きな口をあけて凄まじいねだり方だ。