月と青空とミサゴと
昼ごはんを食べてからミサゴを撮りに東京湾に出かけると、真っ青な空に右側が光っている月齢6日の月が浮かんでいた。東の空だ。上弦の月が月齢7日なので1日前である。その月を背景にミサゴが来ないかと、じっと待つこと1時間、東の空に向かっていたミサゴが月に重なった。写真はまあまあな出来かな・・・
とはいえ、ミサゴはいいのであるが、月にピントがあっていたわけではないので、満月ならまだしも上弦の月一日前だと、月らしくない。そこで、月のそばを通過したミサゴと、ピントの合った月を合成してみた。イメージ通りの写真にはなったけど、やっぱり本物を一発で撮りたいものだ。もっとも、ピントが合わないので無理なのであるが・・・
これが本物のミサゴと月の写真。ミサゴにピンを合わせると、月がボケる。露出も同じ。
ミサゴよりも頻繁に羽田を離陸した旅客機が飛ぶ。これは上海空港で翼を広げている鶴かな。
少し暗くなり夕焼け空に月が浮かぶ。
これは11月20日の月齢7日の上弦の月。
ミサゴ熱は少し冷めたようだけど、やっぱり海辺の撮影は楽しい!
東京湾で魚を狙うミサゴを撮りにたくさんの野鳥カメラマンが集まったけど、急に寒くなってからその熱が少し冷めてしまったようだ。海辺の風は冷たくて長い間待ってられない、という年寄りの声もあるけど、ルリビタキをはじめとして可愛い冬鳥が次々にやってきて、そちらに気をとられているというのが理由だと思う。
とはいえ、海辺で真っ青な海を眺めながら、広い広い空の中からミサゴを探すのはとても気分がいい。写真が上手く撮れなくても、この快感だけで重いカメラを背負って出かけた甲斐がある。願わくばミサゴのように高い空を自由に飛び回りたいと思うのだけど、魚を獲らねば生きていけないミサゴに比べて、スーパーで簡単に魚を手に入れられる人間の方が幸せなのか・・・
光る雲に浮かび上がるミサゴ
飛び上がるミサゴ
魚が獲れるのか!?
魚を探すミサゴ
魚を捕まえられたかな?
見事に魚をゲットして
遠くの山の中まで持って帰る
冬鳥のカモたちもきっと驚いている生暖かい秋
富士ビタキ!こんな風景を生成AIで作れるのだろうか?
皆のアイドル!可愛いカルガモの子どもたち
東京湾にそそぐ近所の川にカルガモの子供たちが登場した。買物帰りのおばあさん、大きなランドセルをしょった小学生、釣り竿をもったおじさん。鬱陶しい季節を前に、可愛いアイドルとして皆を楽しませてくれる。
今年は3羽の子供たちと6羽の子供たちの二つのグループがあるそうだ。私が目にしたのは3羽のグループだった。カワセミの子供も3羽だったし、例年より子供の数は少ないけど数は問題ではない。子供たちは母親カルガモと一緒に河口に移動しながら、川岸によじ登ろうとジャンプしたり、浮いている餌らしきものをついばんだり、みごとな隊列を組んで泳いだり、少しの間だったけど楽しい時間を過ごさせてもらった。
3羽とはいえ、隊列を組むとなかなか美しい。
川岸によじ登ろうとジャンプしている。
可愛いアイドルたちはいつまでいるのやら。