ほのぼのとしたカワセミの子供たち
カワセミの子供たちはまだ自分で魚が獲れないようだ。たまに池に飛び込むと小さな木の枝や葉っぱをつかんで飛び出してくる。2羽の子供が枝にとまって、同時に上を向いたと思ったら、蝶々が優雅に飛んでいた。暑いさなかで藪の日陰に潜んで、親が魚を運んで来るまでじっと待っている子供もいる。
猫が可愛く見えるのは、アニメの人物と同じで、顔に比べて目が大きいということらしい。カワセミの場合は目というよりは、そのほのぼのとした表情に癒されるのかもしれない。カワセミの成鳥は、新幹線の流線形の原型になったともいわれる鋭く長い嘴で、恐竜の子孫(そのもの?)を連想させる。そのため、口ばしの短いカワセミの子供は相対的に可愛く見えるのかもしれない。なんてことを思いながら、暑い外には出たくない梅雨明けの土曜日を過ごしている。
成鳥と比べて鋭さがないので、相対的にほのぼのとして表情に見えるのか。
日陰に潜んでじっと親が魚を持って来るのを待っている。
やはり口ばしの長さがほのぼのさに影響している?
北海道でなくても可愛いエナガの幼鳥
北海道のアイドル的な野鳥というとシマエナガの話になる。頭が白いので、雪の中だと真っ白な雪の妖精が宙を舞っているように見えてしまう。北海道では身近な野鳥だ。
もちろん、横浜でもエナガの群れによく出会うし、頭は真っ白ではないけど、もこもこ頭にクリクリ目の可愛さは同じだ。そしてこの時期になると幼鳥が群れの中に登場する。成鳥の背中は少しピンク色だけど、幼鳥は茶色っぽい。特徴的なのが目の周り(アイリング)で幼鳥は赤い。写真でよくみると、赤から少し成長して黄色っぽくなった幼鳥もいる。ちょこちょこ動いてなかなか写真を撮りずらいのだけど、可愛い一群に会うのもこの梅雨の合間の楽しみに一つだ。
成鳥になると背中がピンク色っぽくなる。
黒い白星!初のクロツグミ
可愛いオオルリに会えて、ようやくGWらしくなった
快晴のGWに隣町のオオルリの森へ出かけた。高い木の上で鳴くオオルリを見つけようと上ばかり向いていると首が痛くなるので、今日は清流のそばでおにぎりを食べながら水浴びに来るオオルリをじっと待っていた。
頭上で影が動いたと思ったら、メスが太いツタの上に降りて来た。メスが飛び去った後、オスが少し上の細いツタの上に降りて来た。メスを見つけたいのか、目の前で大きな声で鳴いている。これから水浴びかと思ったけど、メスを追いかけて森の奥の方に消えていった。ほどなく、またオスが戻ってきてツタにとまった。パッと消えてしまったかと思ったら別の枝で羽繕いをしている。見えないところで一瞬の水浴びをしたようだ。
メスを探して大きな声で鳴いている
いつもは高い木の上で鳴いている。お腹ばかり見えるので、ドラえもんと呼んでいるけど、首がいたくなるので、今日はこのショットだけ。
目の前に来ると、ドラえもんとは一味違うな。
姿も声も美しいキビタキは夏の風物詩だな
今年は珍しく裏山にキビタキがやってきた。先週のことだ。ウグイスと鳴き争うように、広場の周りの樹々の中から美しい声を響かせていた。この囀りを聞くと夏がやって来たと感じる。いつもより暑い日が続いていたけど、まさに夏の風物詩がやってきた。ところが数日前からピタッと鳴き声がしなくなった。
今朝裏山に行くと、ウグイス、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラのいつもの野鳥は出てきたけど、キビタキの姿が見えない。ところが、頭上で陰が動いたと思って双眼鏡でみるとキビタキのメスがいた。オスの姿は見えないけどメスがいる。きっとカップルが成立して囀りをやめたのかもしれない。と思うと、次は子供の誕生なんだけど、それはGW後の楽しみにとっておこう。
これはまだ鳴いていたキビタキの写真だ。なかなか明るいところに出て来ないので、皆同じ場所で撮影した写真になってしまった。でも、さすがに英語の語源がナルシストだけあって声も姿も美しく、いろんな表情で可愛い。