ノムラモミジとアオジの囀り
アオジといえば、横浜では冬にお目にかかる鳥である。鳴き声はといえばツンツンという低い声しか聴いたことがない。今の時期に北海道に行くと、アオジの美しい囀りが聞こえる(写真で囀りが聴こえないのが残念)。その囀りを文字で表現しようにも複雑すぎて手に負えない。ネットのBIRD FANによれば、「チョッピンチロロ、チーチョロリリリー」と鳴いているというが、文字では表現できないほど繊細で美しい。
千歳にある自然公園で聴いたこの声の主を探すと、赤いモミジの枝で鳴いていた。普通はイロハモミジといって秋に紅葉するのに、この公園のモミジはもう赤い。調べるとノムラモミジというそうだ。アオジとモミジを一緒に撮ると晩秋の雰囲気であるが、今は初夏である。他にも巣から顔を出すシジュウカラや餌をついばむコゲラなど、今にも雨が降りそうだ天気だったけど、季節を超えて気持ちのいい時間を過ごすことができた。
巣から顔を出すシジュウカラ
餌をついばむコゲラ