ノムラモミジとアオジの囀り
アオジといえば、横浜では冬にお目にかかる鳥である。鳴き声はといえばツンツンという低い声しか聴いたことがない。今の時期に北海道に行くと、アオジの美しい囀りが聞こえる(写真で囀りが聴こえないのが残念)。その囀りを文字で表現しようにも複雑すぎて手に負えない。ネットのBIRD FANによれば、「チョッピンチロロ、チーチョロリリリー」と鳴いているというが、文字では表現できないほど繊細で美しい。
千歳にある自然公園で聴いたこの声の主を探すと、赤いモミジの枝で鳴いていた。普通はイロハモミジといって秋に紅葉するのに、この公園のモミジはもう赤い。調べるとノムラモミジというそうだ。アオジとモミジを一緒に撮ると晩秋の雰囲気であるが、今は初夏である。他にも巣から顔を出すシジュウカラや餌をついばむコゲラなど、今にも雨が降りそうだ天気だったけど、季節を超えて気持ちのいい時間を過ごすことができた。
巣から顔を出すシジュウカラ
餌をついばむコゲラ
水場にヤブサメが登場!
雨上がりの水場でヤブサメが登場した。久しぶりの裏山でいつものウグイスかと思ったが、鳴き声が違う。「ホーホケキョ」ではなかったし、ウグイスよりも小さめだった。最初はセンダイムシクイだと思っていたけど、野鳥に詳しい仲間に聞くとヤブサメということです。ちなみに、ヤブサメを撮影したのは初めてでした。
ウグイスも負けじと登場し、他にもいつものアオジ、メジロ、シジュウカラ、ヤマガラが水浴びをしていた。その上ではコゲラが鳴いていた。春というよりも初夏に近い陽気が続いているが、この時期、動物や植物から大きな活力をもらっている。
負けじと登場したウグイス。
いつものアオジ。緑に映えている。
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