桜カワセミの序章・今年は良さそうな予感
今年は桜の開花が早い。近所のバス通りに咲いているジンダイアケボノ(ピンク色が少し濃い)はもう7分咲きで、カメラ片手にお花見の人が来ている。カワセミのいる池のソメイヨシノはちらほらと花が咲いている。見頃はきっと来週になるだろう。
桜の咲く時期は何といっても狙いは桜カワセミである。桜と一緒にカワセミを撮ることだ。池に面したソメイヨシノは数本しかないし、天候に左右されるので、桜カワセミのチャンスが少ない。それに昨年はこの時期に熱を出して1週間くらい寝込んでいた(コロナではないけど)。
今年はオスとメスの2羽のカワセミがいるが、まだ給餌が成立していないようだ。そのためオスもメスも魚獲りをしてくれるので、桜カワセミのチャンスが増えそうだ。とはいえ、まだ1分咲きくらいなので桜の蕾と一緒に撮るより、桜を手前にぼやかすと桜カワセミの雰囲気がでる。桜カワセミの序章といったところか。でも緑と白やピンクでなかなかいい感じになった。
同じ枝にとまったカワセミのメス。ちらほらと咲いている桜のぼけ具合がいい。
オスが飛んで逃げてしまった。
2羽追うものは1羽も追えずー>キョロキョロ狙いに
近所の池にいるオスとメスのカワセミは、ここ数日互いに15mくらい離れた枝にとまって同時に魚を狙うようになった。どっちを狙っていいのか迷って、どっちにも対応しやすいように、2羽の真ん中あたりで構えていると、メスを見た瞬間にオスが飛び込んだりして撮影の失敗が多くなった。やっぱり迷いは禁物だ。2羽追うものは1羽も追えずである。
そこでキョロキョロしている方に狙いを定めることにした。狙いが外れたら諦めるということだ。もっともオスもメスもキョロキョロするのであるが、同時にはキョロキョロしないことが多い。今日はキョロキョロ狙いでなんとか魚獲りを撮ることができた。
池のエッジで魚を捕まえた。
ヤナギの枝でメスがキョロキョロしているところ。
捕まえたらすぐにお気に入りの枝に飛んで行く。
シャッターを夢中で押したらホバリング写真が撮れた!
蝋梅(ロウバイ)の甘い香りに誘われて
雲が陽を遮ることも多いが、朝からまあまあ良い天気の土曜日だった。近所の池に行くと甘い香りが漂っている。黄色い花の蝋梅(ロウバイ)だ。蝋梅を見ているおばあさんに「老がいだよ」と叫んでいるおじいさんがいた。仲がいいのか悪いのか。
そんな甘い香りとは関係なく、池にいるカワセミのオスとメスのカップル化はもう少し先のようだ。これまでオスとメスが一緒に年を越すことはなかったのであるが、今年はとても珍しい。今日は新参者が入ってきて、オスもメスも追い出すのに忙しかった。その合間をぬっての魚獲りだったが、魚はちゃんと獲っていた。もっとも、こちらの方は甘い香りに酔いしれてなかなかピントが合わなかったけど・・・。
魚獲りというよりも魚釣り!のようだ。
逃げている新参者のカワセミ。
今日は魚が獲れる確率が高い。
上手に演出された数分間の魚獲りショーのようだ
人気のない穏やかな池。カワセミが見えないし鳴き声もしないので、もうあきらめて帰ろうかと思ったら(いつもそうなのだけど)案の定、カワセミのオスが藪から出てきた。柳の木にとまったかと思ったら、すぐに飛び込んだ。魚獲り成功だ!