北海道の後志はキビタキ天国
週末に北海道の後志(しりべし)地方に行ってきた。山の中を車で移動していると、どこからでもキビタキの鳴き声が聞こえる。ここはキビタキの天国に違いない。例年よりも数が多い気がする。ただ、週末は寒くて雨ばかりの日だったが、早朝や昼間の晴れ間にキビタキにお目にかかることができた。
いつもお世話になっているMさんは山小屋に住んでいる。Mさんの庭にあたるのが広大な森なのであるが、Mさんでさえ足を踏み入れたこともない場所がほとんどだ。伐採した木を運ぶために小さな道を作ったのだけど、その道沿いのほんの少しだけが私の撮影場所である。雨でなければ早朝から三脚を持って出かける。夕方もねらい目だ。森の中で3か所くらいでキビタキが鳴いている。たまにメスも出てくる。オオルリやアカゲラもいる。自分の庭がこんな場所だったら・・・キビタキもだけど、野鳥ファンにとってもここは天国だ。
夕方の青空をバックにキビタキが餌をさがしている。
森の別の場所。最初のキビタキとは個体の違う。
最初のキビタキとペアになっていると思われるメスのキビタキ。
バックの青葉の模様が美しい。
高い木の上にオオルリもいた。もっとも鳴いていないので、見つけるのがとても難しい。
可愛いオオルリに会えて、ようやくGWらしくなった
快晴のGWに隣町のオオルリの森へ出かけた。高い木の上で鳴くオオルリを見つけようと上ばかり向いていると首が痛くなるので、今日は清流のそばでおにぎりを食べながら水浴びに来るオオルリをじっと待っていた。
頭上で影が動いたと思ったら、メスが太いツタの上に降りて来た。メスが飛び去った後、オスが少し上の細いツタの上に降りて来た。メスを見つけたいのか、目の前で大きな声で鳴いている。これから水浴びかと思ったけど、メスを追いかけて森の奥の方に消えていった。ほどなく、またオスが戻ってきてツタにとまった。パッと消えてしまったかと思ったら別の枝で羽繕いをしている。見えないところで一瞬の水浴びをしたようだ。
メスを探して大きな声で鳴いている
いつもは高い木の上で鳴いている。お腹ばかり見えるので、ドラえもんと呼んでいるけど、首がいたくなるので、今日はこのショットだけ。
目の前に来ると、ドラえもんとは一味違うな。
GWはオオルリで楽しめそうだけど、首が大丈夫か
今年も隣町の森にオオルリが来てくれた。1週間くらい前からいるそうだ。なかなか機会がなくて行けなかったけど、日曜日ということで午後から出かけると、大きな鳴き声で迎えてくれた。オスの近くにメスもいた。ただ、いつものように高い木の上で鳴いているので、見つけるために上ばかり向いていると首が痛くなる。
清流の流れる水場があり、たまに水浴びをするそうだけど、残念ながらお目にかかれなかった。GWはまだ1週間先のことだけど、大きな鳴き声が続いてくれれば、かなり楽しめそうだ。できれば水浴びで下りてくるところを狙いたいものだ。
お気に入りの折れた枝にとまって大きな声で鳴いている。
その近くでメスもいた。
光線の具合でオオルリの色が変わる。
これは色のないシルエットのオオルリ。これもなかなかいいな。