カワセミの3番子は何羽いたのか?
果たしてカワセミの3番子は何羽いたのか?気になるところである。結論から言うと7羽もいたそうだ。私は6羽までであるが、7羽いるところを確認した野鳥仲間がいた。今年の1番子が3羽、2番子が4羽だったので、カワセミ夫婦は少なくとも14羽の子供を今年誕生させたことになる。近所の池のカワセミを撮り始めて9年になるが初めての出来事だ。
3番子の登場は最初1羽、2日後に4羽になり、その2日後に7羽になった。途中、巣に魚を持ち帰っていたので、まだ子供がいると期待したけど、7羽になるとは思ってもいなかった。まだお腹の黒い子がたくさんいて、自分で魚をとることができず、凄まじい魚の奪い合いをしているが、それがなんとも微笑ましくも感じる。
6羽まで確認はしたけど、写真は子供が1羽から5羽までしか撮れなかった。500mmのレンズに入りきれませんでした(@_@)
1羽。水浴び。
2羽。喧嘩?遊び?
3羽。餌待ち。
3羽。これも餌待ち。
4羽。勢力争い?
カワセミの子供たちが魚の奪い合いを始める(アニメーション)
自分で魚を獲れないカワセミの子が増えてくると、親の給餌を待つ子も増えてくる。親は順番に魚を与えていると思うけど、子にしてみれば、まだ自分の番が来ないのかと、親にねだったり、給餌された他の子から魚を奪い取ろうとする。大人になってもカワセミは餌場を確保するためにテリトリを守って侵入者と争うけど、生まれた時からその争いが始まっている。
平和な日本の穏健な人たちの中で育った自分がもしカワセミだったら、絶対にこの争いには勝てないだろう。人間の病気の多くはストレスが一つの要因というけど、カワセミのような生物も争いのストレスで寿命が縮まるのかもしれない。
最初のアニメーションは親が子に給餌をしていると、他の子が魚を寄こせと言わんばかりの勢いで飛んで来る。次のアニメーションは、結局魚を最初の子供にあげたけど、他の子の勢いがすごくて、親が魚を給餌しながら逃げ出す。いつもながらの凄い世界だ!

親が戻って来たけど、まだ子供同士で争っている。
これは別の給餌の場面。
同じように他の子が飛んできて邪魔をする。
そして、親が逃げ出す・・・
ホバリングをうまく撮れないことが楽しい!
3番子の誕生で魚獲りの頻度が増えるだけでなく、ホバリングの回数も増えた。ここ1年は滅多にホバリングをやらなかったのに、なぜだろうか?理由は分からないが、ホバリング写真を撮れるチャンスが増えたことはとても嬉しい限りだ。
とはいえ、池の上でホバリングをすると、背景が明るかったりして背景にピントをとられてしまい、肝心のカワセミのピントが合わない。高い銀杏の木からダイビングするのであるが、どこでホバリングするのか分からないので、照準器で位置を定めてファインダーをのぞくまで時間がかかり、その間にホバリングが終わってしまうことも多い。
なかなかホバリングを撮るのは難しいのであるが、それがカワセミ撮影の面白さでもある。このところカワセミの魚獲りが成功する確率は少ないのであるが、ホバリング写真の成功確率はそれよりも低い。まだまだ工夫が必要だけど、それを考えるのは楽しいことだ。
ホバリングをしながら狙いをつける。このカワセミの姿が美しい。
①ホバリングをしていたが、
②なんか違うかな、と思い
③あきらめて、元の銀杏の木に戻る。
3番子の誕生!?頑張るカワセミ夫婦
初めて見たカワセミ同士のにらみ合い(含 アニメーション)
近所の池が近頃騒がしい。2羽のオスのカワセミが一緒にいたと思うと、追いかけて追い出したり、また魚を咥えてもどってきては藪の中に隠れたりしている。
今日はカワセミ同士のにらみ合いなるものを初めてみることができた。しかも公衆の面前でにらみ合うこと15分と、いつものカワセミの行動としては異例の長時間だ。もともと池の主はメスのカワセミだったけど、最近は姿を見ない。どうしたのか心配なのであるが、それはそれとして、一緒にいることもあるので、このオスの2羽はもしかすると親子なのかもしれない。親子がにらみ合い、といっても声も発せずに互いに口ばしをつきだしながら、「ここは俺のテリトリーだから、お前が出て行け!」と言わんばかりである。
他人事ながら、これからどのような展開になるのか楽しみだ。
右の子らしきカワセミが飛んで逃げたので、勝ったぞ!とおたけびをあげる親カワセミ
と思いきや、また戻ってきて・・・
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