皆のアイドル!可愛いカルガモの子どもたち
東京湾にそそぐ近所の川にカルガモの子供たちが登場した。買物帰りのおばあさん、大きなランドセルをしょった小学生、釣り竿をもったおじさん。鬱陶しい季節を前に、可愛いアイドルとして皆を楽しませてくれる。
今年は3羽の子供たちと6羽の子供たちの二つのグループがあるそうだ。私が目にしたのは3羽のグループだった。カワセミの子供も3羽だったし、例年より子供の数は少ないけど数は問題ではない。子供たちは母親カルガモと一緒に河口に移動しながら、川岸によじ登ろうとジャンプしたり、浮いている餌らしきものをついばんだり、みごとな隊列を組んで泳いだり、少しの間だったけど楽しい時間を過ごさせてもらった。
3羽とはいえ、隊列を組むとなかなか美しい。
川岸によじ登ろうとジャンプしている。
可愛いアイドルたちはいつまでいるのやら。
2年ぶりのカワセミの子どもたち
初めてのサンコウチョウで首が回らない
近所の池のカワセミは最近姿を見せない。子育てのためであればいいのであるが少々心配である。そのため、この週末は車で20分くらいの市民の森にでかけることにした。サンコウチョウが水浴びしているということだ。近所が中心の野鳥趣味なので、これまでサンコウチョウには縁がなかった。撮れれば初のサンコウチョウということで、水浴びの姿を想像しながら水場までいそいそと歩いて行った。
途中、カワセミに「チー」と鳴きながら追い越されたが、歩いていくとカワセミのメスが田んぼの端にとまっている。個体は違うが、カワセミにご無沙汰だったので遠征した甲斐があった。15分くらい歩いて水場に到着した。1時間くらい待っていると、薄暗い陰で何かが水浴びを始めた。サンコウチョウかと思いきや、ファインダー越しに見るとキビタキのメスのようだ。
それから2時間、「ホイホイ」と鳴いてはいるが、結局水浴びは撮れなかった。ただ、頭上の高い木の上にとまっているサンコウチョウを撮ることはできた。水浴びほど目の前ではないけど、初サンコウチョウには違いない。とはいえ、森の上の方で飛び回るサンコウチョウを我を忘れて追いかけていたので、家に帰ったら首が回らなくなってしまった。まあ当分、サンコウチョウはお預けかな。
黄菖蒲の池にアオサギが舞う
おぼろ月夜で照らされる浄土式庭園の夜景
金沢文庫にある称名寺では4年ぶりにGWイベントのライトアップが始まった。青白く浮かび上がる本堂、阿字ヶ池に映り込む朱色の平橋と反橋。そして東の山にあがる満月が水面を明るく照らす。何とも幻想的な風景である。という情景を思い浮かべながら夜7時に境内に入った。残念ながら風が強くて水面は鏡にはならなかった。でも、薄い雲を通して月齢は16日だけど、夜の8時過ぎに丸いお月さんがのぼり、水面を白い光で照らし始めた。
実は5月1日にもこのライトアップを観に行ったけど、その時は鏡のような水面に本堂と橋がくっきりと映り込んでいた。でも、月は丸くない。今日は丸いお月さんのリベンジだった。鏡にはならなかったけど、朱色に染まった水面に白い月の光が浮かび上がり、浄土式庭園の夜景を垣間見た気になった。
境内に入る仁王門の金剛力士像、阿形(あぎょう、口をあけている)と吽形(うんぎょう、口を結んでいる)もライトアップされ、いつもよりず~と恐ろし気に見える。
丸いお月さんが東の山からのぼってきて、阿字ヶ池の水面を照らし始めた。
鏡のような阿字ヶ池に青白い本堂と平橋と反橋が映り込む。
仁王門の金剛力士像。口を結んでいる吽形(あぎょう)と口を開けている阿形(あぎょう)。